NMSフォトコンテスト
入賞作品
最優秀賞『シブヤ 2023』
作者:植田 陽子
準優秀賞『アイドル』
作者:河村 裕子
準優秀賞『輝く雲』
作者:難波 有史
秀作『大ジャンプ』
作者:安本 忍
秀作『静寂』
作者:伊藤 友明
審査員特別賞『夕日』
作者:冨田 昇己
イヤハヤ賞『朝陽』
作者:外山 和穂
イヤハヤ賞『明日は雨(友達オーラ)』
作者:森 眞司
イヤハヤ賞『光の道』
作者:松村 英貴
イヤハヤ賞『門出』
作者:池元 愛子
イヤハヤ賞『街角』
作者:河村 義人
イヤハヤ賞『摘まんでみた』
作者:同友会 松本
第15回
【NMSフォトコンテストに寄せて】
今回は55 作品と例年比べ約20 作品前後少なかったのは残念ですが、お陰様で内容の濃いフォトコンテストとなりました。
今回のテーマは「光と遊ぶ」でしたが、テーマが難しいとの意見もありましたが、応募作品を見る限り皆さんはこの難しさをきちんとクリアしていました。
光のマジックは絵画から写真へと引き継がれ、見事に両立したのが現代です。写真の世界では最近それを加工する技術、ソフトが開発され、クリエイタ-の存在はそのデザイン力を競うのもあります。また、スチ-ル写真と動画の対比もあって、世には多くのジャンルが生まれました。絵画の世界も油絵、水彩画、日本画、パステル画、コラ-ジュ、など他にも多くの画法が存在します。
今回の最優秀賞に輝いた植田 陽子さんのタイトル「シブヤ2023 」は都会全体がイルミネ-ションと見違うほど煌びやかな作品でした。
さて、「光と遊ぶ」の解釈ですが、広く考えると「光が有るから色彩が存在する、光が有るから物体の存在を確認できる」この様に考えると今回のテーマは決して特別なテーマではなく、普段私達は無意識の中で光と遊んでいることになります。
審査員長の写真家 榊原透雄先生は「モヨラ-」と言う写真クラブを運営し、指導に余念がないのですが、この先生がモヨラ-を次の様に表現しています。「模様とは、全ての被写体に存在するもので、それを形と捉えるか、模様と捉えるかの違いでしかない」とおしゃっています。
いずれにしても写真を通じてコミュニケ-ションを楽しんで頂けたと思います。この人はなぜこのシ-ンに感動したのか?なぜこの状況を写真に残そうとしたのか?人間関係の本質を写真でのコミュニケ-ションから始めるのも良いことですよね。
2023年11月20日
流形美術会 委員
審査員 伊藤 光治
審査員/参考出品
作者:伊藤 光治